ヘラブナ釣りと鯉釣りを両方楽しみたい!
このサイトは近くの川で、ヘラブナ釣りと鯉つりを両方楽しむための方法を試行錯誤するためのものです。幸い、ヘラブナはいるし、60cmクラスの鯉もたくさんいます。この川で、最も楽しく釣りをする方法を見つけたいと思います。当方、これまで、黒鯛のウキ釣りを少しやってきたので、その辺の経験を生かして、へら&鯉釣り攻略法に挑戦して見たいと思います。
上の写真の場所から1Kmちょっと下流に堰(小さなダム)があります。河川整備課ではここで水位を調節しているということです。雨が降った時に水位を下げるので、この場所でも1mぐらい水位が下がります(下の写真)。 やがて、堰を元に戻すと1日も経たないうちにいつもの水位になります。そして、流れもほとんどなくなります。川ではありますが、この堰のおかげでダムにある湖のようになっている訳です。もっとも、雨が少しだけの時は堰の調節は行われないので、水位が少し(10cmぐらい)増えるときがあります。この時は堰から水があふれ出ているので、流れが少しあります。・・・・ 最近、水位が下がったままなので確認してみましたところ、他の堀などへの水の供給のために4月から8月の間に満水にするのだそうです。という訳で、当分はお休みにしましょうか。
まずは試しに釣って見る
まずは試しに釣ってみました。中古の渓流用の5.4mの竿を500円で購入して、ヘラブナ釣りの仕掛けで釣ってみました。朝、大体5:30~7:30に20回近くやってみました。
タックルは下記の通りです:
竿は渓流5.4m(硬調 190g)
えさはグルテン
ハリスは0.6号で、ヘラスレ5号の2本針
道糸1.5号
30cm弱のへらウキ(ウキトップ約10cm)
釣果は下記の通りです。(2014年のこと。時間は大体午前5:30~7:30ごろ)
5月26日 アタリ1回のみ。
5月28日 (流れ無し)オイカワ(15cm)1匹。
5月29日 (流れ無し)1回大きなあたり。ビューといって糸が切れる。鯉に違いない。
5月30日 (流れ無し)鯉がたくさんジャンプしている。アタリが5回ぐらいある。
5月31日 終わりごろ、鯉に糸を切られる。すかさず、残っている1本針で同じところを狙うとまたヒット。5分ぐらい鯉(後で思うと、巨べらかも知れない?)と格闘して竿が伸びきったところで切られる。
6月01日 30分してジャミらしいアタリあり。
6月02日 10cmのオイカワ1匹のみ。
6月03日 40分後少しアタリがあったのみ。
6月04日 40分後少しアタリがあったのみ。
6月05日 アタリなし。鯉はまったく跳ねてない。
6月14日 入れてすぐ、オイカワ2引き釣れる。
6月15日 4cmほどのオイカワ1匹。
6月16日 オイカワ10cmが5匹ほど釣れる。
6月17日 まったくアタリ無し。
7月02日 まったくアタリ無し。
7月05日 (流れ無し)小さいアタリ。上げると、30cm以上のヘラブナが一匹釣れる。大きさを計測する前に逃げられる。
7月10日 (流れ無し)ちょうど40cmのヘラブナが一匹釣れる。メジャーは持って行きましたが、カメラを持参してなかったので、お見せできませんが、そのうちもっと大きいやつをお見せできると思います。)
7月12日 (流れ無し)2回大物にハリスを切られる(結び方が悪かったようだ)。17cmのヘラブナが釣れる。そして、再び、40cmのヘラブナが釣れる(下の写真)。
ヘラブナ釣りをしている人を見ていましたが、実際にヘラブナが釣れることが分かりました。しかも、40cmクラスのヘラブナがいるのです!鯉それも60cm以上の鯉がつれることは分かっていましたが、こうなると俄然ヘラブナ釣りに心が傾き始めてしまいますね。
それで、ヘラブナ釣りをメインにしながら、鯉も釣リ上げられる仕掛けを工夫してみたいと思います。
それをする点での前提条件が一つあります。それは、
仕舞寸法54cmぐらいの小継竿であることです。
毎朝起きて通うので、あまり釣りだとは思われたくないからです。
リュックに入るぐらいの竿だと良いのです。
では、これから、「へら&鯉釣り攻略」に挑戦してみましょう。
へら&鯉釣り攻略-その1(延べ竿で)
へら&鯉釣り攻略-その2(リールで)
その前に、ヘラブナと鯉についての豆知識を整理しておきましょうか。
ヘラブナの豆知識
釣りは、「フナ釣りに始まり、フナ釣りに終わる。」と言われるように、釣りの魅力の本質がそこにあるに違いありません。(今日、このフナ釣りは、マブナ釣りではなく、ヘラブナ釣りになっていますね。フナには変わりはありません。)
ヘラブナは、琵琶湖でのゲンゴロウブナを改良を重ね作り出された魚です。
物音や水温の変化に非常に敏感で警戒心の強い臆病な魚です。たえず群で泳ぎ、同じような大きさの魚がある程度の群れをなして行動しているということです。
ヘラブナは変温動物で、加えて水中でバランスを保つための浮き袋があるため、気温や気圧の変化で過ごしやすい場所に移動します。ヘラブナは成長が早いのも特徴の一つです。2~3年で約30cmまでに成長します。一方、マブナはそれと同じ大きさに成長するまで5年以上かかるようです。
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ヘラブナの特徴と習性
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ヘラブナ
春になると深場でじっとしていたヘラブナも徐々に回遊し始めます。また、暖かさが増して産卵期に近くなると、ヘラブナは卵を産み付けることのできる藻や水草のある岸近くの浅場に群れでやってきます。それでこの時期は、大量のヘラブナを釣ることができたり、1年の中で最も大型のヘラブナを釣ることのできるチャンスとなります。
夏はヘラブナの活性は高くなり、エサを積極的に食べるようになります。
秋になって水温が下がり始めると、冬に備えて再びエサをたくさん食べるようになります。
冬になると、変温動物のヘラブナは水温変化の少ない池の底でじっと春を待ちます。体温の低下したヘラブナは極端に食欲も落ち、4℃がエサを食べる限界水温とされています。
⇒ ヘラブナの特徴と習性
鯉の豆知識
鯉は、体長は 60センチ程度ですが、まれに1メートルを超すものもいます。
食性は雑食性で、口に入るものならなんでも食べます。鯉科の特徴として、音に敏感です。
産卵は春から初夏にかけてで、この時期になると大きな鯉が浅瀬に集まります。稚魚は成長につれ深場に移動します。
また、鯉は魚にしては長寿で、平均20年以上生き、まれに70年を超す場合もあるようです。
また、汚れた水にも対応する適応能力があり、しかも水から上げてしばらく置いておいても長時間生きられるようです。
川の中流や下流、池、湖などに生息し、流れのあまりない深い所に潜んでいることが多いようですね。
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鯉
野鯉は、時には意外な大物がかかることもあり、そのために仕掛けは特に丈夫に作る必要があります。モモの咲くころが最盛期で、秋冬も釣れ、味は冬が最もよいようです。
釣りの対象魚としては、日本の湖沼河川においてバス釣り、ヘラブナ釣りなどに並んで人気のある魚です。しかし、ヨーロッパでは淡水魚の釣りと言えば鯉釣りを指すほど大きな人気があります。それで、鯉釣りの方法が海外から入ってきています。ボイリーというえさはその一つですね。鯉はやはり大きく育つ点に釣魚としての魅力があり、その強力な引きに醍醐味があるのです。